CBMの歴史

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私の結論

結論その1

ボルテクではCBMについて、「ボディを回転」という言い方をしているが、これは「肩および腰を一体的に回転」することと同義である。なぜならアレックス・ムーアは、CBMについて「ボディを回転」と「肩および腰を回転」の両方の言い方をしていることで裏付けられる。


結論その2

少なくとも以下の時点までは、CBMが、ISTDの公式的結論が、上記の結論その1の意味だったのは、下にご紹介する文献で裏付けられる。

・シルベスターらによって英国スタイルの踊り方が確立された1932年

・アレックス・ムーアがボルテクを執筆した時点(1950年以前)

・スクリブナーが日本に英国スタイルのボールルームダンスを指導した時点(1957年以降)

・ボルテク原著の最終版第10版の出版時点(1976年)


仮説

ボルテク原著の最終版が出版されたのは今から40年以上前であり、その頃から比べると、現在のWDC系のダンスはアレックス・ムーアの動画のダンスと比較するとかなり変わっている。そのため、CBMも異なってきているのではないか。

ただし上記をきちんと裏付ける文献等は持っていない。

推測できるのは、WDC系の著者が著した「ボールルーム・ダンシング完全上達プログラム」(三輪嘉広、白夜書房)で、CBMは「結論その1」と同じ意味で使っているが、「ボディ・ターン」という用語を使用しており、ベルトのラインとみぞおちのラインの間をねじって行うターンと定義しており、写真もついているが、これがWDSFのRotationに対応していることが、その仮説の頼りない裏付けである。









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1.原著がはっきりしているもの

まずは、原著がはっきりしているものをあげます。

これらはスクリブナーの「腰から上」、ボルテクの「ボディ」を除き、「肩と腰」を回すという表現になっています。
またアレックス・ムーアのリバイズド・テクニックとボルテクでの定義を比較すると、ボルテクの初版が出版されたとき(第2版が出版されたのが1950年です)、ボルテクの「Body」が、「shoulders and hips」を意味していたのはほぼ間違いないと思います。

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■ Theory and Technique of Ballroom Dancing
(Victor Silvester著 1932年)

It is turning the opposite hip and shoulder towards the leg that you are stepping with.

   (これがCBMの最初の定義だと言っていいでしょう。)


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■ The Complete Ballroom Dancer
(Leonard Scrivener著 1957年)

When we stroll along we can feel the swing of the opposite side from the hip upwards. This movement is C. B. M.

   (日本で最初に英国スタイルのボールルームダンスをレクチャーしたスクリブナーです。)

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■ Revised Technique 第8版
(Alex Moore著、1976年)

Contrary Body Movement is the action of turning the opposite hip and shoulder towards the direction of the moving leg, and is used to commence all turning movements.

  (管理人さん、ご紹介いただいたのは多分リバイズド・テクニック最終版ですね?)

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■ ISTD Ballroom Technique 第10版
  (Alex Moore著、第10版が1994年)

A body action. The turning of the opposite side of the body toward the moving foot, which is moving forward or back, generally to initiate turn.

(いわゆるボルテク)


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■ Modern Ballroom Dancing
  (Victor Silvester著、2005年改訂版、翻訳 神元誠)

ボールルーム・ダンスにおけるCBMとは、腰から上の身体を僅かに回転させることにより、反対側の腰と肩が、動いていく足の方へ回転を起こすことです。

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■ ビル&ボビー・アービンのダンステクニック
  (オリバー・ヴェッセル・テルホ-ン原著、翻訳 神元誠)

CBMは、とても重要な問題ですが、それにもかかわらず、これほど誤った理解のされ方をしている用語はないでしょう。普通に歩いているところを想像すると、スタンディング・フットとは反対側の体側が自然に振れていくのがわかりますが、これがCBMで、実際は大変自然な動きなのです。......

(ISTD元会長のボビー・アービンの教えを義理の息子がまとめたものです。)

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2.ウェブサイト上での情報

ウェブサイトでCBMに関する情報を検索すると、回転する対象としては、1項であげた3つ、すなわち「腰から上」、「ボディ」、「肩と腰」のいずれかに分類されます。

ただし、それに属さないWDSFのテクニックブックが出版される10年以上前の2000年に書かれた以下のような記事がありました。

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英国のDancesportUKというサイトで、2000年に書かれたCBMとCBMPに関する記事で、WDSFのように肩と腰をひねる動きについて書かれているのがあります。


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  • 最終更新:2017-02-22 10:12:07

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