音楽のビートとムーブメントの何を一致させるか その2

音楽のビートをムーブメントのどこに合わせるかについて、面白い発見がありました。

ビル・アービンの日本人向けのレクチャーのなかの、2種類のライズ(スイング・ライズとプレッシャー・ライズ)の説明のところです。



このなかで、ビル・アービンは、ワルツとフォックストロットについては、音楽の第1ビートが演奏される時と全く同じ時期にその足の上にウェイトが載っていなければならないという説明をしています。

ワルツのナチュラルターンを例にとって説明をしていますが、動画を見ると男子の足で言うと3歩目右足を左足にクローズしていき、3歩目終りに体重を左足に移し左足でロアーする直前、つまり最高点に達した時にビートが演奏されるように合わせるということです。

この合わせ方はWDC、WDSFを問わず、現在では正しいとされる合わせ方だと思います。

ところが、ビクター・シルベスターが1932年に著したTheory and Technique of Ballroom Dancing という本の50ページのQ&A120のところでは、以下のように書かれています。


Q. Where do you rise in the Waltz?
問 ワルツではどこでライズをするのか?

A. You rise at the end of the first step or first beat, and drop at the end of the third step or third beat.
答 ライズは最初のステップの終りすなわち第1ビートの終りでライズし、第3ステップの終りすなわち第3ビートの終りでドロップする


つまり、上記のビル・アービンのレクチャーの説明とは、およそ1/2拍ずれています。

この違いは何によるのかというのかですが、私は混みあったところで踊ることが多い社交を目的としたダンスパーティでは、小さく踊るので、ビートをステップに合わせたシルベスターの答がふさわしいが、ダンスそのものを目的とする競技会などで大きく踊る場合は、ビル・アービンの方の合わせ方のほうが、ビートをボディの動きに合うため見た目も音楽にもマッチしているのでふさわしいからではないかと考えています。

いかがでしょうか。

  • 最終更新:2016-10-11 22:41:38

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