上達のためのヒント

tamaが、ダンスの踊り方について、読んだり耳にしたことで、ダンスの上達のために重要だと思ったことを、メモとしてまとめていきます。
新しく追加したメモは、表の一番上に追加して行きます。

※ 出所にある書籍の発注先は以下をクリック

  •  「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」  発注先
  •  「ダンナビ(足型図集)」  発注先

項目名 内容 出所
スタンダード種目の前進・後退のリード 男性前進の動きに関するリード&フォローには次の3段階があります。

[段階1]
取り合っている手、そして相手に触れているもう一方の手にはごく自然なトーン(張り)があります。この手を使い(手のみで)、男性は女性に後退の動きを次のようにして伝えます。男性は自分の手を前方にゆるめてトーンを減らすのです。もちろん、手を前に出すのは、目には見えない、ごくわずかな程度です。

[段階2]
段階1での男性のリードに応えて、女性は自分の中心を動かし始めるのですが、このような表現もできます。「最初におへそを後退させます。そして男性のセンターが出てこられるスペースを作るのです」と。女性は自分の足の上から離れていってはいけません。それをしてしまうと、自分でタイミングを取り、男性からリードを奪うようなものです。

[段階3]
段階2で女性が後退し始め、男性が動きが起こさないとすると、二人の間にギャップが生じます。そのギャップが見てわかるほどにならないうちに、男性はそのギャップを埋めにかかります(この動きはリアクションになります)。

男性後退の動きに関するリード&フォローには次の2段階があります。

<段階1>
最初におへその部分が後退を始めます。その間、両手を含むその他の体の部分は同じ所にとどまっています。

<段階2>
段階1の男性の動き始めを受け、女性は自分のセンターを男性のセンターの動きについて行き、コンタクトを失わないようにします。

要約すると、男性であれ女性であれ、前進の動きをする人がコンタクトを保つ責任を持ちます。次章「女性の役割」の中でもリードに関することがいろいろ出ていますので、そちらも参考にしてください。

「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 128ページ 
スタンダード種目の男女の足の距離 コンタクトして踊っている時、男女の足の距離は非常に重要で、15㎝を目安に離れて立ちます。私達の足の上に立った垂直なラインがライズ・アンド・フォールしている時に変化することは自然なことですが、そのライズの時もロアーの時も体重はわずかに前の方にかかりますから、そのために、二人の間にスペースを空けておくことが必要なのです。このスペースは、脚部を自由にスイングするためにも必要です。従って、二人の足が適切な距離を保って離れているように注意を払うことがとても重要になるのです。

tama注:タンゴは除く。
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 38ページ 
フットワークについて 「ムービング・フットは出来る限りフラットでフロアに接し続けていること」

tama注:
ボールルーム・ダンス・テクニックで、たとえば前進するムービングフットの場合、フットワークにH(ヒール)と書いてあるからといって、意識してヒールからステップをする必要はない。
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 47ページ 
ナチュラル・スピン・ターンの足型には2種類ある。 日本ボールルームダンス連盟は、ボールルームダンスの基本として「ボールルームダンステクニック」を出版している。この翻訳書の原書である The Ballroom Technique (アレックス・ムーア著)という本があるが、アレックス・ムーア教室の教頭を30年以上勤め、この原書を含め、アレックス・ムーア著作の真の実務ライターであるエリザベス・ロメイン先生が監修した「ダンナビ(足型図集)」という本がある。この本には、「ボールルームダンステクニック」で説明されているナチュラル・スピン・ターンの足型(男子4歩目左足後退する踊り方」だけでなく、「より自然な足の動き方」という足型が追加されている。是非参考にしてほしい足型である。こちらをクリック→ナチュラル・スピン・ターンの足型 ダンナビ(足型図集)
ナチュラル・スピン・ターンのライズ&フォールのタイミング ワルツのナチュラルスピンターンで、最も多い間違いのひとつである、男子ステップ3の「右足 左足にクローズ」のところの「ライズ&フォール」の「3の終わりでロアー」について、2:31あたりから正しいタイミングで踊った時と、間違ったタイミングで踊った時のムーブメントを比較しながら、詳しく説明しています。この「3の終わりでロアー」の中の3というのはボールルームテクニックの教本に書いてあるとおりステップの順番であって、ワルツの曲の123の3ではありません。正しいロアーはビデオでわかる通り、曲の123の1でロアーが始まります。YouTubeをキーボードで操作する便利な方法を使いながら繰り返しごらんになることをお薦めします。 WDSFのレクチャー Rise and Fall  
ポインティング・ステップ クローズド・ポジションで踊り通すフィガーではナチュラル系でもリバース系でも、前進の3歩と後退の3歩は区別して行うことが大切です。後退の人は常に回転の内側にいますから、前進する人を通してあげなければなりません。そのため、後退の人は”ポインティング・ステップ”と呼ばれる踊り方をしますが、それをするには次の3つを覚えておきましょう。
1.後退の1歩目をステップしてから、2歩目のトウを進行方向へ向けますが、ボディの回転は後から起こします。
2.2歩目の足に体重が乗るのは、通常のステップよりも後からです。
3.ライズも後からです(1の終わりでライズを始め、ノー・フット・ライズです。
このポインティング・ステップでポイントしている間、サポーティング・フットの膝から下と足の角度が変化します。特にヴィーニーズ・ワルツで後退するときは絶対です。この角度の変化を付けなければ、写真の場合のポイントしている右足への体重移動が早くなりすぎ、その結果サポーティング・フットのヒールを使ってしまうことになるわけですが、これはヴィーニーズ・ワルツで蔓延して見られるフットワークの誤りです。
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 76ページ 
足首の使い方 アマチュアでも、足首を十分に使ってトウライズをすることで、ダイナミックかつ音楽的なムーブメントができる例としてWDSFのアマチュア・スタンダード・ファイナルを引用しました。特に優勝したSegatori & Sudol組の使い方が参考になります。
2011 WDSF Standard Final, Slow Foxtrot
その他、プロでは小柄なためなのか、ドメニコ・ソワレ&ジョイア・セラソリ組がよく足首を使った踊りをしていますが、その例です。Waltz
 
スイングと足の位置 スイングを起こすためには、正しい位置に足がなくてはなりません。なぜならボディスイングは足の向いている方向にしか行われないからです。 「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 50ページ 
ボールルームテクニックの1歩とは 1歩とは両足が揃ったところからスタートし、片足が前進、あるいは、後退して体重移動が行われ、もう片方の足が再び揃うところまで 「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 48ページ 
頭の位置とバランス 頭の位置と言うのは、バランスコントロールと言う仕事の中で主役を演じている。

(tama注)
頭の重量については、体型や肥満度によっても大きく比率が変わると考えられますが、体重比ではある資料では8%~13%と言われているようです。すなわち、体重60kgの男性であれば、最低でも約5kgの米袋と同じくらいの重さのものが肩の上に乗っていることになります。
頭の位置とバランスについてはこちらの記事7.3 On Balance And Your Head Positionでも詳しい解説があります。ミルコ&ゴッツオーリ組のデモのビデオも紹介しています。ご参考まで。
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 141ページ 
自分の足に立つ 女性が真っ先にやるべきことは、自分の足でバランスをとることです。やさしいことに聞こえますが、実は、そうでもありません。なぜなら、脚に立つだけではなく、男性からの様々なアクションがバランスを崩す原因となるからです。もちろん、女性自身がフリー・サイドを必要以上にストレッチし過ぎたり、スタンディング・フットから外れるところにヘッドを持って行ったりして、自らオフバランスを招くこともあります。バランスを取る上で、ヘッドの位置が自分の動きの中に収まっているということは非常に重要なことなのですが、多くの女性は、競技会でよく見えるようにするためには、ヘッドを大きく使い、ネックラインを長く使わなければならないと考えがちです。しかし、真実を無視した所には、何もありません。いついかなる時にも、ヘッドはスタンディング・フットの上でバランスを取っていなければならないのです。 「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」139ページ 
ワルツとは ワルツは回転をしながら横へスイングするダンスです。そこがこの踊りの基本的な特徴です。そのボディ・スイングの軌跡が正しくなければ3歩目で脚を閉じるのは、ギャンブルのようなものです。自然な足の形、ゆったりとした動きで脚が閉じられていれば、そのダンサーは本当に正しいアクション、正しいバランスで踊っている証拠です。 「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」96ページ 
シャッセ・フロム・プロムナード・ポジション 最近では、シャッセ・フロム・プロムナード・ポジションで足をきちんと閉じているカップルを見ることが稀有です。なぜなのでしょう?アレックス・ムーアの本(ザ・ボールルーム・テクニック/以前のリバイズド・テクニックを指す)にはっきりと書かれているではありませんか -- (男性は)両足を壁斜めに向け、LODに沿って踊る -- と!
これが絶対必要なことなのです。なぜなら、女性は男性を通り過ぎていく必要があるからで、それを間違って、男性が壁斜めに進んでしまうと、男性は女性の通り道を遮ることになり、女性は間違いなくつまずいてしまうことでしょう。足を閉じるには、横にステップするアクションが必ず必要です。そして、足を閉じたなら、次のステップは少し前に出して(壁斜めに)進行方向を変えます。この足は距離を稼ぐためのものではありません。単に、次に起こるロアーをコントロールするために、体重を乗せるだけで良いのです。
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」98ページ
フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボット フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボットはとても人気がありますので、これについても秘訣を書いておきましょう。
フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボットでは、フットワークもよく間違われます。これを踊る際にとても重要なことは、男性は自分のウェイトをしっかりトウの方に持っていくことです。男性が2歩目に入るところをこんなふうに想像してみてください -- 男性の右足トウの下にはコインがあります。そのコインを3歩目から4歩目のスリップ・ピボットまで引きずっていくのです。そうすれば、2歩目右足のヒールを下ろすばかりか、トウまで上げてしまうというという、そうした広く行われている間違いを避ける事ができるでしょう!
「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 5ページ 
ダンスにおける3つのコントロール 3つのコントロールがあります。それは、バランスのコントロール、 筋肉のコントロール、そしてタイミングのコントロールです。その中の一つでもコントロールできなかったなら、すべてがダメになってしまいます。 「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」 5ページ 
素晴らしいダンスはどこから生まれるのか? かつて英国が生んだ世界チャンピオンで一時代を築いたリチャード・グリーブが。彼の素晴らしいダンスはどこから生まれるのか?----との問いに、「たくさんの美しい音楽を聴くことです」と答えたこと。 Rechard Greeve
ルンバとチャチャの音楽との合わせ方について ルンバとチャチャの音楽との合わせ方   

  • 最終更新:2015-08-01 20:26:59

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