世界レベルのボールルームダンスを目指すためのの英語の重要性

ダンスファンの2014年11月号を買ってきました。


その中のセルゲイ&メリアのインタビュー記事を読みました。

その中の質問とその回答の一部をピックアップします。

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● 日本人選手にアドバイスをお願いします。

メリア:
難しいわね。私達も日本人選手何組かにダンスを教えているけど、継続的じゃないので、私達の意見を十分に伝えきれないのが難点ね。

セルゲイ:
コミュニケーションが取れない問題が結構大きいかな。殆どの人はほんの少しの英語しか話せないし、僕達の日本語はゼロ以下のマイナスだしね(大笑い)。ただ踊ってみせることは出来ても、伝えたいことはそのカップルによって当然変わるので、やはり英語でコミュニケーションを取れるようにするのが、上達の必須条件だと思う。

メリア:
英語は最低条件ね。

セルゲイ:
僕も最初は全然ダメだったけど、コーチたちの話が深くわかってくるようになると、踊りが革命的に変わっていったからね。

● コーチの話を引き出せないままでは、限界があるということですね。

メリア:
そう。 ラインのこともスペースのことも踊りにハートを注入するにも、コミュニケーションが出来てこそですからね。 深いところを理解しないで踊りだけをコピーしても、それは中身のないものになるわ。

セルゲイ:
外国人コーチは皆、「英語を勉強しなさい。」と、同じように答えると思うよ。

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この記事を読んでどう感じるでしょうか?

日本人は英語が苦手だからやむを得ないと思いますか?

では、現在の世界レベルのカップルの国籍はどうなっているでしょうか。

最近のブラックプールやUK選手権の、プロスタンダードチャンピオンのアルナス&カチューシャは、リトアニア人とロシア人、2位のヴィクター&アナスタシアは米国人とロシア人、その他のファイナリストで、サッシャ&ナターシャ・カラベイはドイツ人カップル、名前はど忘れしましたがイタリア人カップル、前チャンピオンのミルコ&アレッシアはイタリア人、元チャンピオンのルッカ&ロレインはイタリア人と英国人、ラテンのチャンピオンのマイケル&ジョアンナはポーランド人とベルギー人です。

WDSFのアマスタンダードの前チャンピオンはイタリア人とドイツ人、現チャンピオンはドイツ人カップルと枚挙に暇がありません。

以上のように非英語国民が殆どを占めています。


日本人プロの多くが、レッスンを受けるために、毎年のように、英国やイタリア詣でをしていますが、「ほとんどの人はほんの少しの英語しか話せない」という状況では、そういうプロのかたのレベルも推して知るべしといったところでしょうか。

英語でコミュニケーションを取れるようになるまでは、大変な努力が必要なのはわかります。

でもそういう必死な努力をしているなら、中国人のカップルみたいにブラックプールファイナルに出られるとまでは言いませんが、せめてセミファイナルくらいに出られる日本人カップルが出てきても良さそうですが.....

この、日本人の選手がほんの少ししか英語を話せないというのは、ずっと以前から聞いていることですが、いまだに同じことを言われている原因はなんでしょうかね。


  • 最終更新:2015-02-18 23:12:45

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